千代田区コーラスフェスティバル
「修理を要する不具合が発生しました。電源を切ってプラグを抜いて…(以下略)」
団員募集チラシを刷ろうとしたら、無情にもプリンターが昇天あそばされました。
その他、仕事が大炎上するとか、腰がバキッと逝ったとか、体調がヤバイとか、子どもを託すはずだったバァバが他に用事が入っちゃったとか、どうなっちゃうのーっ!って感じの千代田区コーラスフェスティバル前日。
暗雲立ち込める⁉︎ いえ、私ら、それ、デフォルトですから。
チラシはhelp me‼︎ と叫べば、代わりに刷ってくれるステキな方がいらっしゃるし、仕事とか体調とか腰は何とか気合いで、そしてお子は一緒にステージに上がっちゃうことにしちゃいました。
普段は月イチ練習の我が団が、7.8.9月は月3回練習に増やして臨んだコーラスフェスティバル。
過ぎてしまえば、あっという間に当日。
実は全員が揃うのって、この日が初めて。貴重な2時間。身体ほぐしから歌い込みまで、最大の集中(といっても休み時間にオヤツ食べてたけど)。おかげで何とか乗れる感じにはなったか…いや、でも、あと一回練習があったらなぁ!という状態にまでは持ち込んで、いざ会場へ。
昨年の冬に、どーっと新規の団員が増えて、初の日経ホールという方が数名。そわそわした様子が古参の私にはとても新鮮。ご家族の方もお見えになり、気持ちは盛り上がります。
相変わらず、バラエティに富んだ団体が出演していて、楽しく拝聴しているうちに出番。
曲目は
「花」(岡倉ケンジ 作詞、周藤 論 作曲)
「火の山の子守歌」(谷川 雁 作詞、新実徳英 作曲)
「夢見たものは」(立原道造 作詞、木下牧子 作曲)
の3曲。
せっかく舞台に上がるんだし♪と可愛いワンピース姿の女児2人と舞台袖でスタンバイしていたら、係員のオジサマに「一緒に上がるの?」と声をかけられた。怒られる?と一瞬身構えたのだけど、顔がにこにこしている。
「お嬢さんたち、日傘持ったらいいじゃない?」
「!」
「おー、「夢見たものは」の“日傘を差した田舎の娘らが 着飾って歌を歌っている”の節ですね」
「そうそう。演出、演出」
「いいですね。ふふふ」
テノールの父ちゃんがお姉ちゃんと、ソプラノの母ちゃんが妹ちゃんと。手を振ってお見送りされながら舞台へ。
一年振りの日経ホール、やっぱり音響が良くて気持ちいい!
声が弧を描いて客席後方まで届くように歌ったつもりだけれど、果たしてどうだったかな。
7分程の舞台は、毎度のことながら夢中で歌っているうちに最後の一小節。
先生を囲んでご挨拶。
指揮者控え室でのこぼれ話を披露してくれた。
顔馴染みになった指揮者の方に、今年は団員さんはちゃんと集まれた?と聞かれて、「いやー、毎回、綱渡りですよぉ」と、働き盛り子育て盛りの我が団について言及すると
「あと20年もすればみんな落ち着くわよぉ。そうすると、今度は指揮者がヨボヨボになって、伴奏の人が必死で引っ張るようになるわぁ」
なーんて感じのことを言われたそうで。
20年!長っ∑(゚Д゚)
そんな先のことは分からないけれど、来年もまたこの舞台に立てたら嬉しいです。
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